親が言ってはいけない呪いの言葉

こんにちは、じゅんこさんです。

今日は子育てのお話です。というのも、先日、ある親子向けのワークショップを担当していた時に、「あっ、これお母さんが言っちゃ絶対ダメ!」と、強く思った出来事がありました。

でも、そういう私も含めて、親ならば誰もが、何気なく似たようなことをしていることもあるんじゃないかなと思ったので、シェアしてみます。

目次

自由に自分の発想で楽しむ時間

親子向けの食育ワークショップを開催していました。未就学児から小学校低学年のお子さんが中心で、親子でたくさんの方にご参加いただきました。バイキング形式で、自分の好きな素材を選んである作品に仕上げていくというもの。

そこにあるカラフルで様々な材料をみて、部屋に入ってきた瞬間、「わぁ~!何するの??」と歓声をあげならが興味深々に聞いてくる子や、始まる前から「これ使ってみたい!」とわくわくしいる子、何も言わないけれど、目が材料に釘付けになっている子など、みんな楽しみにしている様子が伝わってきて、私も気分があがりました!

そして、いよいよ材料となる素材を選ぶ時。小さな子がお父さんやお母さんと一緒に、一目散にピンク色のお花がほしいとリクエストしたり、小学生になると、それぞれ自分で悩みながら(真剣そのもの!)選んでいました。誰かのマネをしているのではなく、みんなそれぞれ十人十色で、そこがすでに素敵だなってみんなの様子をみていました。

さて、それから制作にかかります。選んだ材料を瓶の中に順番にいれていきます。小さな子供たちはちょっと難しい作業にもなるので、おかあさんに「次はこれ」と指示をだして、お母さんがそれに沿っていれているところ、また選んだ材料をお父さんが代わりに作っているところもありました。親子合作の素敵な作品です。

そして一方、小学生グループたちはそれぞれが選んだ素材を、自分のイメージ通りに作っていくためにかなり真剣な様子。それは見ていて、とてもマインドフルネスな時間であり、作業に夢中になっている様子はとてもかっこよかったです。

誰かと比べるでもなく、自分がこうしたい!それを大事に想像力を働かせて自由に作り上げていく体験は、自分を解放させ、好奇心を刺激するために、とても大事だなと感じました。

そうして、出来上がった作品は、子供たちの個性がでていて、どれ一つ同じようなものはなく、見ていてとても楽しかったです。自分の好きな色でまとめた子、秋らしい雰囲気にした子、いくつかの素材を組み合わせることを楽しんだ子…一人一人に素敵だなと思ったポイントを伝えて、労いの言葉をかけました。

みんな少しはにかんだような笑顔をみせてくれ、それはまた誇らしげでもありました。そしてそんな様子をみて「わぁ~よかったね!とってもきれいにできたね!」と声をかけてくれる親御さんたちもたくさんいました。

決められたことをやったのではなく、自分で選び、自分で決定し、そうして作った作品に対して、前向きな声かけをしてもらって、きっと自信を持つきっかけになったのではないでしょうか?

そして、この小さな自信が積み重なって、自己肯定感を育んでいく~そのためには、大人が決めたものを与える、のではなく、なるべく自己決定をする機会をたくさん与えることって大事なんだろうなと思いました。

お母さんが持っていた「ものさし」

そんな中で、ある男の子もまた、とても真剣に作っていました。素材選びから何度も選びなおしたり、瓶に入れていく作業の中でも「ここにこれを入れたいんだよね…」と言いながら、自分のイメージに従って一生懸命作っていました。

そして出来上がった作品は、彼のこだわり~赤色をアクセントにつかったり、いくつもの素材の組み合わせに工夫したり~が詰まっていて、とてもかっこいいものでした!私は「この赤の利かせ方がアクセントになっていてかっこいいね!組み合わせを一生懸命考えた甲斐があったね!」と声をかけると、彼は照れ笑いしていました。

でも、そこですかさず「私的には詰め込みすぎだと思うんですよ。もうちょっと空間があった方がいいし、色もちょっとぐちゃぐちゃしているし…せっかく作ったのに、なんか、もうちょっと…って思っちゃうんですけどね。」と苦笑いしながらお母さんが言ったんです。

「お母さん、これは言ったらあかん」と心の中で言ってました。男の子がきいているのに!!謙遜でもよくないけれど、大人のものさしではかっている言葉が出たと感じました。

明らかに大人からみて「もっといいやり方があるのに、もっとこうしたらよくなるのに」と思っている言葉だったり、また「他の子はこんな風にしているのに、どうしてあなたは~」と他人と比較して、評価をしている言葉でした。

そういう時、たいていの子は何も言いません。黙ってきいているでしょう。だから、大人はそこまで重要に感じていないかもしれませんが、子供はちゃんと聞いています。そして、それを胸に刻んでいます。

「自分がやったことはダメなんだ」そんな風に思ってしまうでしょう。自分が楽しい、素敵だ!と思ったことは、そうでもないんだ、と思ったとたん、自信を失ってしまうでしょう。そして、こんなことが繰り返し日常の中で行われていたら、自分で考えること、自分で決定することが怖くなってしまいます。

こんな呪いの言葉をかけてはいけません。

だけど、そういう私だって、気づかないうちにそんな言葉をかけてしまっていることもあるかもしれない…まずは「自分は完璧な親」「私は大丈夫」なんて思わないことも大事で、時に振り返ってみることは必要だと思っています。

そして、もし「あ、余計なことを言ってしまった」と気づいたならば、きちんと謝ることも大事だと考えています。完璧な親なんていないですから。こうやって、親も成長していくんだと思います。だから、時に親が失敗したとしても、誤って、改善していけばいいんです。そういう姿勢をみせていたら、子供たちもちゃんと理解してくれていると信じています。

例えば、何か本当にうまくいかないことがあって、失敗をしたとしても「ほら、もっとちゃんとしないからよ」「あーあ、やっぱりあなたはダメね」なんて言ったら、失敗が怖くて今後何もチャレンジができなくなってしまいます。それは大人も同じでしょう。

そうではなく、「なんでうまくいかなかったのかな?次はどうしたらいいと思う?」と声をかけてあげて、失敗することを恐れないようにしてあげること、そして自分で改善していけるように寄り添い見守ってあげることが大事だと感じています。

子育てを3人していますが、まだまだわからないことだらけ。3人3様なので、同じことが通じない(笑)だけど、大事にする根っこにあるものは同じだと思っています。子供たちの「わくわく」した好奇心をつぶさないように、大人は余計な邪魔をしないように、そっと応援していたいと思います。

子ども達の好奇心を大事にしてあげたいですね!

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