
すっかり寒くなってきたので、朝にあったかいスープがあると嬉しくなります。しかも、栄養たっぷりなので、これとトーストとミルク、そんな簡単朝ごはんでも大丈夫です。
とはいえ、面倒な工程がいくつもあったり、特別な材料が必要だとなかなか作れないので、今回はシンプルで、飽きのこない素材の味を生かしたスープ(ポタージュかな)をご紹介します。
「きっちりした分量」というよりも、おうちで毎日作るごはんはおおらかに作っていいと思っています。なので、ざっくりとしたレシピになっています。だいたいの分量や工程の参考にしてもらえれば、いい感じになります。
だから、私もその時々でちょっとずつ味が違う(笑)
たしか土井義晴先生が「家庭料理は、毎日同じである必要はありません。毎日ちょっとずつ違っていいんです」と話されていましたが、そう思うと料理を作るハードルがさがります。
レシピ通りでなくても、冷蔵庫の中の状態だったり、気分だったり…そんな風に気軽につくればいいかなって思います。毎回レシピをみて、料理作っていたら間に合いませんから。
そういえば、私のおばあちゃん、味が薄い時は「あまり濃い味は体によくない」といい、味が濃いめの時は「これはこのくらい味がついてないとおいしくない」と言ってたな(笑)
ということで、気軽に作ってみてくださいね!
材料 ※4~5人分
かぼちゃ…1/2個(普通サイズ)
玉ねぎ…1/4~1/2個(風味をつけるため)
塩
サラダ油(もしくはオリーブオイル、コクを出したい人はバター)…大さじ1
水
牛乳(お好みで)
コショウ
※ローリエ、スパイスなどあれば(シナモン、クミン、ガラムマサラなどお好みで)
作り方
①かぼちゃを4等分くらいにカットした後、皮を取り除く
※大きな塊のまま皮を削いでもいいけれど、すこし切り分けた方が安全
※きれいなオレンジ色にこだわらなければ、皮ごと調理してもok
※皮は後で食べるので、厚めにカットしても大丈夫
②お鍋にオイルを入れて、薄切りにした玉ねぎを入れて弱火で炒める。
③かぼちゃを②にいれて、軽く塩も振る。全体に油がなじむように混ぜ合わせ、軽く炒める。
④③にひたひたの水をいれて蓋をして10~15分弱火で煮る。
※ここでかぼちゃの甘味をしっかり引き出していく
※あればローリエを加えてもok
⑤④をハンディブレンダーなどで攪拌する
※ない場合は、泡だて器やお玉の背でつぶすだけでもよい
⑥トロミと味をみて、水を加えたり、コクをだしたければ牛乳を適量いれる(200~300L程度を目安)
塩コショウで味付けたり、コンソメを少量いれてもよい
☆つまり、ぱぱっと炒めてコクを出したら、ひたひたの水で煮たらok!

番外編:残った皮の利用法
皆さん、かぼちゃの皮捨てていませんか?
きんぴらにしたり、素揚げにしたり…色々活用できますよ!今回はオーブンでカリカリにしてみました。
皮の周りにオイルでコーティングします。オリーブオイルがおすすめですが、最近お高めなのでサラダオイルで大丈夫です。このままでもいいですし、お好みでガーリックパウダーなどをまぶしてもおいしいです。
これをオーブンで15分~20分ほど焼いてください(180度くらいだったような)。ようはカリカリっとおいしそうな状態にしてもらえれば完成です。おうちのオーブンの様子をみて時間は調整してくださいね。
出来上がったら、塩コショウでどうぞ!
おやつにもおつまみにもなります。


ポイント
甘くて濃厚なかぼちゃだと、シンプルな調理で美味しくなるので、ほくほく甘い西洋カボチャがおすすめです。日本のスーパーで一般に売られているのは、ほぼ西洋カボチャで、いろんな品種がでています。
ちなみに、日本かぼちゃはごつごつした形(溝が深い)で、甘みは少なくねっとり食感です。伝統的な和風の煮物などにむきます。
また、今回はシンプルにかぼちゃがメインでしたが、人参が余っていたら、一緒にいれてもいいですし、仕上げの水分を足す時にトマトジュースを入れると、旨味と栄養がプラスされておいしいですよ。我が家はトマトジュースを常備しているので、いれることが多いかも。量は、その時の気分で決めちゃいます。

栄養のお話
かぼちゃは冬至に食べることで知られていますが、本来は夏に採れる野菜です。昔、食料不足になる冬の大切な栄養源だったことがわかります。保存がきいて、しかもビタミンなどたっぷりです。
特にこれからの季節は風邪が気になります。
うがい・手洗い等で予防をするのはもちろんですが、体の抵抗力・免疫力を高めておくことも大事になります。
そんな時に、粘膜の健康にかかわるビタミンA(体内でカロテンが変換される)、白血球を元気にしてくれるビタミンC、血行促進をサポートするビタミンE、これらがたっぷり含まれていて、風邪予防にはばっちり!
是非、たっぷり食べて元気な毎日を過ごしてくださいね!


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