こんにちは、じゅんこさんです。
週末は台風の影響が心配されましたが、私は「野菜の日」(8月31日)に合わせて、前後3日間開催された、キューピーさんの大きなイベントに、食育ワークショップ講師としてお仕事でした。今日はそれを振り返ってみますね。
食育ワークショップは大盛況
場所は渋谷サクラステージ。キューピーさんが「サラダアドベンチャー」というサラダを楽しむ冒険イベントを開催されました。私は食育講師のお仕事として、食育ワークショップを担当。もちろん、他にもプログラムがもりだくさん!どこのブースもとってもにぎわっておりました。
今回、私が講師を担当したのは「野菜スタンプでエコバッグづくり」。野菜のいらないところを使って、スタンプにし、エコバッグにデザインしてオリジナルバッグをつくってみよう!というもの。(このような食育ワークショップは、食育カンパニーVACAVOのサービス一つであり、私はそこの食育講師として活動しています。)
金曜日以外は1日2回実施、交互に別のワークショップも開催されることもあり、あまり入れ替えの時間がない中、準備はてんやわんやな忙しさでしたが(笑)、無事やり切りました~!各回、定員20名の子供たち(そして親御さん)は、整理券もあっという間にさばけるほど大人気で、会場は毎回満員御礼状態でした。
台風の影響を心配していましたが、駅から直結の場所&屋内の食育イベントなので、逆に小さなお子様連れのご家族には喜ばれたのかもしれません。
内容は、3種類の野菜をカットし、捨ててしまうヘタや端っこの部分を利用してスタンプにし、布バッグにデザインしていくというもの。途中、野菜クイズなどを挟みますが、こちらもとても盛り上がりました!例えば、野菜の断面をあてる、シルエットクイズ。イラストが出たとたんに、野菜の名前が飛び交います(笑)みんな元気いっぱいに会場を盛り上げてくれました。
そして、メインの野菜スタンプを使って布バッグにデザインしていく作業は、みんな夢中!自由な発想で自分が楽しむことを一番にやっていくので、見ている私がとっても気持ちいい。
3色のインクを使いますが、混ぜ方できれいな色がたくさん生まれてきます。たまたま色ができて楽しんでいる子、ねらって色を作っている子…それも様々。大胆にやっていく子、自分のイメージに合わせて丁寧にデザインしていく子など、みんなを見ていると、それぞれの個性まで見えてきます。
「あー、みんな大事に思うところも、スピードも色々なんだな。それぞれのペースややり方があって、みんなまるっと同じではないんだな~」と、改めてそんな気づきもありました。
もちろん出来上がりの作品はバラエティ豊かで、子供たちのクリエイティブさにびっくりさせられます。こういう五感をつかって遊ぶ体験ってとっても大切ですね。好奇心をいっぱい刺激されたんじゃないかな。
あえて急かすような声掛けをしませんでした
そんな中、ある男の子は、ワークショップに興味津々で、始まる前から色々質問やお話をしてくれていました。でも、いざ作業が始まると、周りのみんなはどんどん進んでいくけれど、いっこうにバッグにスタンプを押す気配がなく、紙に念入りに試し押しをしていました。
大丈夫かな?
私はもちろん心配をしていたのですが、あえて時間のことや、急かすようなことは言わないようにしました。もちろん、場合によっては…というか、大半の場合、「みんな、どんどんスタンプしていこうね~」「(見本を見せながら)こんな風にするのもかわいいよね~」と声掛けすることもありますが、今回に限っては、そっと見守ることにしました。
それはお母さんが、男の子のペース~自分で納得してからじゃないと安心してできない、ということもわかってるんじゃないかなと感じたから。その子の話を聞きながら寄り添って、見守っている様子は、その時間を焦らず待ってあげたら大丈夫、そう信じていらっしゃるような雰囲気があったので、思い切ってお任せすることにしました。
とはいえ、これで時間切れになったらどうしようもないので、〇時になったら言わなくちゃ、とも同時に思いながら。
すると、大半の子供たちが完成してきたような時間から、ぱちっとスイッチが入ったように、ものすごいスピードでスタンプを押し始めました。
自分のイメージがしっかりできていたからなのか、迷いなくあっという間に完成!!しかも、びっくりするほど、とっても素敵なデザインと色合い!これには驚いたし、同時に彼がイメージを膨らませている時間を邪魔しなくてよかったと思いました(もちろん安心しました笑)
完成した時の顔が、とっても誇らしくて、大きな目がきらきらしていました。そして、自信満々にバッグを見せてくれました。お母さんもにっこりしながら「とってもいいのができたね~」と。いつも子供のことを観察して、ちゃんとみているお母さんなんだろうな。素敵な親子の姿をみて、こちらまでほっこりあたたかい気持ちにさせてもらいました。
私、こんな風に子供たちを信じてあげられているかな?
子供たちの個性もペースも同じじゃない
子育てをしていると、わかっていても、つい周りと比べてしまうことが多くなります。「○○ちゃんはもうこれができているのに、うちの子は…」みたいに。そして、焦ってしまうから、「もっと頑張りなさい」「もっと早くやりなさい」っていうのが、口癖になったり、あれもこれもお習いごとや塾にいかせたくもなる。
でも、子供たちってみんな個性豊かで、それぞれの得意不得意もあるし、ペースも違います。なのに、ある年齢になると一斉に「よーいどん」で学校が始まり、テストの点数や、スポーツができるか…色々なもので「できる・できない」をはかられます。
みんな、それに慣れているので、「そういうもの」と思っているかもしれないけれど、本当にそうなのかな?って最近、よく考えています。
ラジオか何かで誰かが言ってた言葉を思い出しました。「子供たちはスポーツカーとして生まれた子もいれば、ダンプカーの子もいる。だから、よーいどん、で速さを競わせるのっておかしいよね?」。
子育てや人生を短距離走で考えていたら、速くたどり着いてないと焦ってしまうし、色々心配になるかもしれませんが、長距離走と考えると違ってみえてくるんじゃないかなって思います。実際自分を振り返っても、その時は「どうしよう」とか思った出来事も、長い目で見ると「点」にしかすぎず、逆にそういう経験があったから気づけたこと、学んだことって多いように思います。
子供たちをみていても、それは同じ。
スピードもやり方も、楽しいこと、大事だと思うこともみんなそれぞれ。だから、周りと比べるのではなく、日頃からよく子供のことを観察し、その子のことを理解しようとすること、そして、その子の成長をみてあげることがとても大事だと考えています。
そんなこと言いながら、ついぐらつく時もあるんですけどね(笑)
食育ワークショップのお話から、まとめがずいぶん違うところに行きつきましたが(笑)、素敵な親子を見ていて感じたことを残しておきたくなって書いてみました。
またどこかでワークショップを開催した時には、皆さんも遊びにいらしてくださいね!
今月のチーズ講座もお楽しみに!
気軽にご参加くださいね!お待ちしています♡
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