「与える」よりも大事なこと

こんにちは、じゅんこさんです。

前回のブログでもお話していましたが、すっかり“料理好き”というタグが付いてる、我が家の中学生男子です。でも、実は他に夢中になっているのがダンス

本当に好きなものに出会ったことで、彼の毎日がどんどん変化し、そこに大きな成長を感じて、正直驚いています。

誰かに与えられたものではなく、自分の「好き」を大事にして、それを育てていくことでこんなにも主体的に動けるんだ、と息子から教えられました。今日はそんなお話をしてみようと思います。

我が家の料理男子

小学校6年生から今年(中2)の春まで、あるきっかけで(環境をテーマにした映画の声優経験)、表現することの楽しさを知り、劇団で歌やダンス、ミュージカルに取り組んでいました。

チームメンバーとも仲良く、レッスンや合宿など楽しそうではありましたが「毎日の練習がそんなもんで大丈夫?」と見ていてイライラする日が次第に多くなってきました。ならばやめればいいのに…そう私も思いながらも、本人はやめる決断もできず、何がモヤモヤしているのかわからないようでした。

またそれと同時に、生活リズムが乱れてきたのもとても気になっていました。思春期だからそういうもの…と理解できなくても仕方ないと片付けようとしていましたが…

ある日、見かねた次女がじっくり時間をかけてまるでカウンセラーのように話を聞いてあげたら、(ここが次女のすごいところ)自分の本当の気持ちにようやく気付いたようでした。

それは、「ダンスや歌はやりたいけれど、本当は今とは別のジャンルをやりたい!」ということ。そこをきちんと言語化できたことで自分自身もすっきりし、劇団をやめることも決断できました。

だからといって、すぐに別のダンススクールに行かせてくれ!といったわけではありません。YouTubeでお手本動画を探し、地道に練習を始めました。

これまではどうやって練習していいかわからない、どこをなおしていいかわからない、そんな態度をみせていたのに、今は一人でやっているにも関わらず、自分の動画を録り課題をみつけ、お手本動画を何度も何度も見ながらひたすら練習を重ねていきます。

毎日筋トレとダンスで汗びっしょりになりながら。

イメージです(笑)

それだけではなく、自分の夢の実現のために「曼荼羅チャート」を自ら書いて、毎朝一度はそれを見るようにしているとか。これまでは7時半になっても起きられなかったのに、毎朝6時に起きてストレッチをすませ、勉強時間をとるようになりました。

そうなんです!
さんざんサボっていた勉強も自主的にやるようになり、やり方にも工夫がみられるようになりました。

今は希望のダンススクールに入るためのオーディションに向けて自力で頑張っています。本気の姿勢をみせて、親にも理解して応援してほしい、そんな風に思っているんだろうな。ここのアプローチも以前とは全く変わりました。

何をしたいか、どうしたいかを本気で自分で決めたことは、主体的に動いていくんだということを改めて教えられました。

「それがやりたいんだ✨」というパッションというものはとても大きな原動力となるんですね。たとえ、うまくいかないことがあったとしても、この経験が蓄積されて、その子の人格形成や生きる力を育むことに繋がると信じています。

現代の子供達は日々とても忙しそうで、家でも学校でも「与えられたものをこなしている」ことがとても多いように常々感じています。もう少しじっくり、自分と向き合う時間があっていいように思うし、もっと自分の「好き」を大事にしていいんじゃないかな。

だから、私たち大人がやるべきことは「与える」ことではなく、子供達が本来持っている力を信じて、邪魔をしないこと、だと思っています。

自戒を込めて…

「最近の自分、明るくって楽しくて好きなんだよね!やりたいこと頑張れているっていいな!!」先日、満面の笑顔で言ってくれたそんな彼の言葉が印象的でした。

私はこの笑顔を忘れずにいよう!

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