本音を話さなかった息子に私がやったこと…そして行動が激変した

こんにちは、じゅんこさんです。

昨日は息子の「憧れ」を超えたその先へ飛び出したお話でした。
その後、言動がポジティブモードに激変しています。
(わかりやすくて笑える)

今まで頑張ってきて、時間もお金も使ってきたものって、なかなか手放すのにもエネルギーが必要だけど、しがみついていたっていいことはない(詳しくは前回の記事を)。
それよりも、潔く見切りをつけて、次へスタートをすることがいいんだな、としみじみ感じました。

こんなすんごいことを中2で気づけたなんて、「めっちゃいい経験したね」と言ってあげたい。

目次

【本音を話さなかった息子に私がやったこと】

でもね、
こんな風になるまで、わりとたっかいハードルがありました。

上のお姉さんたちは、まだわかりやすい。
嫌な時はそれ相応にイライラした態度とってくるし、言葉でアピールしてくる。
悩んでいることもわかる。
(もちろん、いつもじゃないけど)

たとえ、それを言葉で伝えてこなかったとしても、「嫌なんだね」ってことはめっちゃ伝わる。
(いやいやオーラ、しんどいオーラ全開になる)

だけど、

息子は違う。
これがまあ、大変。

いつもニコニコ、やさしい雰囲気を醸し出している息子は(←多少親バカ)、何かを抱えていても、相当しんどくならないとそれを隠そうとしてしまう人。
なんでもないような顔をして、何を考えているんだかわからない。
そして時に嘘をつく。

こちから声をかけたとしても、

「大丈夫だよ~(にこにこ)」
「うん、わかったー。がんばるね!」(って口だけ)
「スマホ見すぎないように気を付ける~」(って、隠れてめっちゃみてる)
「(私)本当にやりたいことなんだよね?」→「(息子)うん」…

きょうだいが3人いても、もちろん人それぞれ。
分身でもなんでもないから違って当たり前ではあるんだけど…
こういう意味でも、同じ対応がきかないから、日々親は悩みながら子育てしています。
(試される毎日…)

と、こんな感じの息子なので、本音がわかりにくいんです。

それまで、あんなに夢中になっていて、毎日ハードな練習を自分に課していたのに、ここ最近はだんだん「やってないと怒られそうだから、とりあえずちょっと練習しとくか」みたいになっていて、少しずつ行動がネガティブな方へと傾いていました。

それだけじゃなく、勉強もほとんどしないし、スマホ中毒??って心配になるほど、時間がそっちにとられていて、非常に心配になっていました。これはもう、自分ではコントロールできないレベルで、だからそのしわ寄せがきてる?とさえ思っていました。

これはきちんと話し合うことが大事、と思って、夫にお願いしました。
でも、全然本音を話しません。
こうなるとイライラが次第に募ってきて、最後はちょっと説教みたいになってました。

夫に「そうじゃない~」と思いつつも、息子の態度をみていると、まあ腹立つわな、と。
(私も無理やわ)

そして、私も腹立って「どうでもいいわー!!勝手にせい!!」て感じに一瞬なったわけなんですが、いやいや、やっぱりちゃんと話を「聴いてあげ」ないといけないよね。事情聴取みたいな雰囲気になったら、本音が余計に出てこないよね。

それで私が考えたことが、
「これから夜に、ちょこっと今日の振り返りを一緒にしようか」ということでした。
息子も快諾してくれました。

どんな一日を過ごしたか、なんて考えることもなく、流れるままに時間が過ぎていたような感じだったので、まずは自分自身を振り返ってみる機会をつくってあげようと考えました。

私が何か積極的に意見を言う、というものではなく、できたこともできなかったことも振り返る、それに対して自分がどんな風に感じているのかも俯瞰してみる、そんな時間。

不思議なのが、「息子の話をきく時間」「できていても、できていなかったとしても、それを自分で気づけて、明日に繋げていけばいい」そう私が思っていたことで、これまでのようにイライラ(事情聴取みたいに)ならなくて済みました。

なんだ、私だって心がけひとつなんだ(笑)

夜、夕食の片付けなどが落ち着いた時間を見計らって、私の部屋でリラックスした雰囲気で、なんでもない話をするような感じで。

すると、

あんなに無口をつらぬいていたのに、柔らかい表情で「ほんとはね…」と正直な気持ちを話してくれました。そして、それを「そうなんだね、そんな風に思っていたんだね」という態度で聴くようにしていました。

言語化するってすごいです。
どんどん気づきが自分でみつかります。

自分で言葉にしていくと、
「あ、自分はこんな風に思ってたんだ」
「なんでもやもやするのかわからなかったけど、こういうことなんだ」
「自分が好きなのは、○○なんだ」…と
さらにたくさんの言葉となって気づきが生まれてきたんです。

そこでスイッチがパチン!と入ったように、吹っ切れた息子がいました。

「もうあっちは違う、ってはっきり気づいたんだ。そして、本当はこっちの方向にいきたいんだ、そのためには今の自分はこれをがんばっておきたい!」と。

そこから数日が経っていますが、人が変わったように生き生きとしています。
やりたいことが明確になって(これもまたいつか変更するかもしれないけれど)、それに向けて自ら情報を集めたり、勉強に励んだりしています。

「スマホ中毒かも??」とあれほど心配していたスマホも、自分でロックをかけ、別の部屋において、みる時間をコントロールして楽しんでいます。

自分の気持ちを吐き出せて、自分の本当に大事なものに気付けたら、こんなにも一瞬で変化するものなんだ、と心底びっくりしています。

本人もずっと悩んでいたんですね。
モヤモヤから抜け出したかったのに、何にモヤモヤしているのかがわからなくて、苦しくて、何をやっても集中できない状態だったんだな。

をれを気付かせてあげるのも、親の役目。
ちょっとは役に立ったかな。

夜の振り返りタイムは、息子も私も楽しみな時間になっています。
今日あったことだけじゃなく、わくわくしたことや、夢も話してくれます。

言葉にするってすばらしい。
それは一歩現実に近づいているってことだよ。

ついでに、私も息子に話してきいてもらってます。

皆さんも、こんな時間いかがですか?

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