こんにちは、じゅんこさんです。
今日は友人のブログを読んでいて、すごくしっくりくるフレーズがあったので、ここでもシェアしてみようと思います。そのブログのタイトルは「夫婦の絆」。元ネタはぜひ、彼女のブログを読んでみてくださいね。
その中で、夫婦の絆について「金継ぎ」に例えていて、これすごくいいなって思ったので、忘れないうちにメモっておこうと思い、これ書いています。

私たち夫婦は銀婚式もすませ、27年目に突入しています。同い年ですが、夫が大学院のころに結婚したので、私は社会人、夫は学生という具合でした。色んな理由がありますが、それ以上待っていると私もどこに転勤があるかわからないし、早く実家もでたいし、他にも色んなタイミングが重なって、「じゃあ、結婚しよう」となったような(笑)
あ、そもそも、いずれは結婚しようとは思ってたんですが、まさかこんなにあっさり結婚決めちゃうんだな~、って自分のことながらびっくりしていました。こういうのは勢いも必要なのかな(笑)
出会ったころから、優しい人ですが、今でも家族の幸せが自分の幸せ、みたいな人なので、いい夫であり、いいお父さんです。

表紙のイラストは長女が担当(家族だけがわかるネタがギュギュっと笑)
でも、二人の生活から家族が増えていくと、今までスムーズだったものが、色々問題がでてきます。家事・育児は一緒にやってくれているので(むしろ夫が頑張ってくれている)、負担の偏りで不満、とかは全くなく、むしろ感謝しかありません。だから、普段は二人でお酒を飲みながら、おしゃべりしたり、たまに出かけたり、そんなコミュニケーションもたくさんできている方だと思います。そして、子ども達とも。
それでも、長く付き合っていると、つい言っちゃうこともあって、それが原因で大喧嘩になることもあるし、子ども達が大きくなると、悩みも色々複雑になってきて、簡単に解決できないこともたくさんでて、二人で悩んだり、対立したりすることも出てきます。しかも3人いるので、3人3様(苦笑)そして、順番に、もしくは重なってそういうものはやってくる。その中にはかなりヘビーなものもありました。
「我が家はみんな仲良し」なんて風に、めでたくずっと思ってきたけれど、何もない家族なんてきっとないんだろうな。数年前には子供たちも私たちも、それぞれにへとへとに疲れて、何かうまくかみ合わなくなって、どうしていいかわからない時期がありました。「あ~人生に”絶対大丈夫”、ってことはないんだな。」って。もう色々ダメかもって投げ出しそうになったことがあったんです。
でも、そんな時、同じようにとてもつらかった時期、夫はずっと家族の中心にいてくれました。家族の「安全基地」となって、安心して戻ってこれる場所、休める場所を作ってくれていました。だから、私も素直になって、ごめんなさいとありがとうをちゃんと言えました。その時、初めてちゃんとした手紙を書いたかもしれません。記念日のカードはいつもメッセージをたっぷり書いて渡していたけれど、こういう時に自分の気持ちを書いたの初めてだったな。
なんか、もうダメかも、って思いながら、諦めずに色んな思いを書いたんです。面と向かって絶対同じことは話せたいと思ったから。そしたら、同じように長文で返してくれたんです。夫もごめんなさいとありがとうの気持ちを、素直に書いてくれました。

その時は子供たちの関係もいろいろギクシャクしていたけれど、そんなことがあったね、あの頃はみんな大変だったよね、と振り返れるくらいに、仲良し3人きょうだいだし、家族も仲良し。むしろ、そんなことを乗り越えて、分かり合えた部分もたくさんあって、それぞれの不器用なところもまるっとひっくるめて、安心できる大切な存在になっていると感じます。まさに”絆が深まった”って感じです。
それからも、ちょっと大変な時には、手紙で冷静になって気持ちを伝えたり、その時に一番いい方法で、また理解し合ってきました。だから、何かすれ違いや、喧嘩をすることがあったとしても、「私たちなら大丈夫。乗り越えられる。」と自己効力感??みたいなものが、生まれているように思うんです。(だから、安心して喧嘩していいってわけではないと思いますが笑)

こんな風に、本気で夫婦の絆がためされたことは何度かありますが、そのたびにお互いに分かり合おうと努力し、そして仲直りを繰り返してきました。だから、夫婦の絆はそのたびに深まっていると思うし、それは27年一緒にいれたからこそ。
新品のぴかぴかのきれいな器のままじゃなくて、長く使いこんでいる間に、時々ひびが入ったりしたけれど、そのひびを金継ぎで修復することで、その傷はむしろキラキラ輝いて光っているし、味わい深くなっています。数年では作れない、味わい深く唯一無二の素敵な器。これは私たち夫婦も同じだなと思います。
これからも時々ヒビが入ることもあるかもしれないけれど(できれば少なくていいけれど笑)、さらに味わい深いものを二人で作っていけたらいいなと心から思っています。

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