こんにちは、じゅんこさんです。
ブログがとってもご無沙汰になり、大変失礼いたしました。こんなことしていたら、みんなから忘れられちゃうかも、って思いながらも、今月はある講座準備に没頭しすぎておりました(忙しくても、毎日継続されている方も多い中でお恥ずかしいですが…)。
その講座も週末に無事終了しましたが、学ぶことの楽しさや、一から作り上げていくことの面白さ、造り手さんたちのあつい思いや、素晴らしい皆様とのご縁…など、たくさん得るものがあり、やり切った気分でいっぱいになっております。その分、びっくりするほど疲労が体中にでまくっていますが(肩もバッキバキに痛すぎて、本日は接骨院へ…苦笑)、まだ気持ちがあついうちにブログを書いてみようと思います。
日本酒初チャレンジ!!そして日本酒沼へ(笑)
先週末は東京・日本橋にある滋賀のアンテナショップ「ここ滋賀」さんで、「滋賀の地酒とチーズの会」が開催されました。こちらは「東京滋賀県人会」主催のイベントの一つ。今回は素敵なご縁が繋がって、私が講師を担当させていただきました。そして運営サポートはALLシガール(滋賀のガール…笑)が担当してくださいました。なんとも心強い!!
地酒とチーズの組み合わせが最高なのは承知のこと。
だけど、今回の講座で何をどんなふうに伝えるか、最後の落としどころをどうするのか、正直最初はまだもやもやした状態でした。それにワインとは違い、日本酒を取り上げるのは初チャレンジ。
”チーズ講師の立場”で、チーズに寄り添うように日本酒をご紹介するつもりでしたが、それだけだと、ただ「おいしかった」で終わってしまいそう。
それだと勿体ないし、面白くない。
チーズも日本酒も楽しんでもらいたいし、最終的には滋賀をもっと好きになってもらいたい!
そのためにはストーリーがほしい!
造り手の思いがプラスされることで、チーズや日本酒に体温を感じられるようになって、より丁寧に味わってもらえたり、それぞれのことを覚えてもらったり、また遠い滋賀のことも身近に感じてもらえるんじゃないかな…
そんなところから講座準備がスタートしました。
そして…振り返ると、約1~2か月は毎日日本酒漬けになっていました(笑)
本や動画やお酒屋さん…ありとあらゆるものを使って、日本酒のこと、酒蔵さん(蔵元さん)のこと、まずは独学を始めました。だからと言って、「あ、そうなんだ」とすっと頭に入ってこないのが私。「なんでそんなことするの?」「どうしてこういう味になるの?」「具体的にどういう作業?」…といちいち疑問がわいてきてしまいます。それをひたすら丁寧に潰していきながら、一方で様々な日本酒を飲み比べていました。
急に飲み比べても(今までは「おいしい~」で終わっていました)、今はタイプがさらに豊富になっているので全然足りないし(当たり前)、違いを言語化するのは難しいですが、それでも知識と味が紐づいてくると、めちゃくちゃ楽しくなっていきました。沼への一歩です(笑)
それらをわかりやすく、誰も置いてきぼりにすることなく、「おもしろい!」「もっと知りたい!」を引き出せるように、言葉の一つ一つから、話の構成をぎりぎりまで考えました。
そして、今回選ばせてもらった4つの酒蔵さん(そしてチーズ工房さん)に、思い切って話をきかせてもらえないかお願いしたところ、嬉しいことに、年末年始の超多忙な時期であるにも関わらず、皆さんとても丁寧に対応してくださいました。本当に感謝しかありません。本やネットだけでは到底わからなかったことをたくさん教えていただき、さらに日本酒が面白くなりました。もう沼にどっぷりです(笑)
今回関わった皆さんのファンになってしまったので、ぜひとも造り手さんの思いも一緒に、お酒やチーズと共に参加者の皆様に届けたい!!と強く感じました。
滋賀のおいしいチーズたち
チーズは滋賀を代表する二つのチーズ工房さんのものを。ラクトセロムの古株つや子さんは、私が世界大会に行った時からのお付き合いなので、もう何度も講座でお世話になっています。昨年夏にも久しぶりにご一緒したところで、今回の講座に関しても、たくさんご協力いただきました。本当にいつもありがとうございます!(つや子さん、頼りになる!)
そして、今回初めてだったのは甲賀市にある山田牧場さん。以前から気になりながらも、オンラインショップがない為、なかなか食べる機会もありませんでした。また、たびたび国内外のコンクールで上位入賞されているのに、詳しい情報がないので、どんなチーズがあるのかもよくわかっていませんでした(ずっと勿体ないことしていました)。
何度かやり取りをさせてもらった後、牧場長ともチーズ作りに関して色々お話を伺いました。決して口数は多くない牧場長なんですが、話しているうちに、ユーモアたっぷりのアイデアマンな一面がどんどん出てくるでてくる(笑)たくさんお話したいことがありますが(ここでは紹介しきれない!)、これはまた改めて別の講座でゆっくりご紹介したいと思っています。
学んで、飲んで、食べて…「心も体も滋賀県民になりました!」(笑)
これは、参加者の方からのご感想です(笑)一番嬉しいコメントかもしれません!
さて、今回のイベントは、
前半:私の講座、
後半:ここ滋賀2階「近江牛もりしま 寛閑観」さんのお食事を楽しむ
というい2部構成の贅沢なイベントでした。
運営チームのシガールの皆様、ここ滋賀の皆様の完璧なフォローのおかげで、スムーズに当日を迎えることができました。私も気持ちよく、講座を楽しむことができました。
まずはお酒のテイスティングから。滋賀は全域でお酒造りが盛んな場所ですが、その中でも特に酒蔵さんが集中している南東部にある甲賀市にスポットをあててみました。
日本酒らしい、お米の旨味をいかしたクラシックなタイプのお酒から、甘くてジューシーなもの、フルーティーでキレのあるお酒など、モダンなタイプのお酒、また伝統的な醸造法を用いながらも、重すぎず満足感のあるきれいなお酒…など。飲み比べると、違いがわかりやすいですね。
〇しのび 純米吟醸(美冨久酒造)
〇しのび 純米大吟醸(笑四季酒造)
〇寿々兜 純米吟醸 生(望月酒造)
〇忍者 特別純米(瀬古酒造)
続いて、チーズの試食をしながら、お酒とのペアリング体験をお楽しみいただきました。「絶対にこれとこれが合う」と言いきってしまうと、他は合わないように感じてしまわれると勿体ないので、できるだけ自由に楽しんでもらえるようにしました。とはいえ、ペアリングのヒントをご紹介しながら。
〇つやこフロマージュ(ラクトセロム)
〇ラクティック(ラクトセロム)
〇ツツー(ラクトセロム)
〇煎茶リン(山田牧場)
〇トトクリーム(山田牧場)
〇琵琶のトト(山田牧場)
それぞれのテーブルで、「これとこれが合う!」「私はこっちが好き」など、自由に感想をシェアしながら楽しまれているようでした。例えば、単品で飲む日本酒と、チーズとペアリングした時に好きな日本酒が異なったりするなど、人によって面白い体験になったようでした。こんな感じで、終始皆さんが講座を盛り上げてくださり、とっても嬉しかった~。
講座終了後は、皆さん1階にあるショップに駆け込み、お買い物タイム!これにはスタッフ一同嬉しい驚きでした(笑)もう、皆さん滋賀大好きになってるし~(ほぼみんな滋賀県民 笑)
その後は、「近江牛もりしま 寛閑観」さんの近江牛のお寿司やもりもりのサイコロステーキなど美味しくいただき、どっぷりと滋賀を楽しむことができました。
今回、素敵なご縁が一つずつ繋がって、このようなイベントを実施することができました。またそのご縁で、滋賀の酒蔵さんやチーズ工房さんと繋がることができ、私自身、滋賀をさらに好きになれたように感じます。
今回、時間の関係でお話しきれなかったことが山積みですが、これはまた改めて機会をつくりたいなと思っています。またチーズはもちろんですが、日本酒の面白さにはまってしまった私、これからもどんどん発信し続けていきたいと考えています。
改めて、お世話になった皆さま、本当にありがとうございました!今後も引き続きどうぞよろしくお願いします。
番外編
「ここ滋賀」さんでは、”屋上テラスで楽しむ滋賀のあったか料理・地酒と信楽焼の器!冬の「琵琶こたつ」”を金曜日に実施されているとか。イベント終了後にちらりと雰囲気だけ味わってきました。皆さんもぜひいってみて!
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