つや子さん＆「つやこフロマージュ」との出会い

2024-05-11

こんにちは、じゅんこさんです。

前回は「私の故郷のおいしいチーズ」というタイトルで、7/6のオンラインチーズ講座にさらっとふれさせていただきましたが、今回はチーズ講座にご一緒していただく、ラクトセロム（滋賀）の古株つや子さんとの出会いなどお話してみますね。よかったらお付き合いください。

私とつや子さんの出会いは2016年の冬。

2016年といえば、フロマジェというチーズの資格を取得した年。

特にコンクールを目指していたわけではないけれど、周りのすすめでチャレンジすることになり、一次審査通過。初めてフロマジェの日本大会（2017年1月）に出場することになりました。

一次審査は書類審査。レポートなどのいくつかの課題の中のひとつがチーズプラトー。
写真と説明文をおくりました。

その大会の内容は…前半は筆記テストの他、テイスティング・カッティングテスト、そしてスピーチテスト、後半はチーズと食材のマリアージュアレンジ、10種のチーズのプラトー制作。
どれも初めてのことばかりで準備も練習も大変で、ずっと緊張していたことを覚えています。

さて、その中の「スピーチテスト」は、自分がおすすめするチーズを1種類選び、プレゼンテーションを行うというもの。300g程度のチーズを準備し、それを審査員に試食してもらいながら、そのおいしさについて5分スピーチをいたしました。

産地やタイプなどは自由、どこの国のものでもOK。ヨーロッパの伝統的なチーズもあるけれど、ここは日本のおいしいチーズをアピールしてみたい！とすぐに決めたものの、当時は日本のチーズについてはほとんど知識がない状態でした。

色々探している中で、ふと目にとまったのが、この「つやこフロマージュ」でした。なぜって、とってもかわいい名前だったから（笑）

「つやこ？これってチーズを作った人の名前なのかな？チーズもかわいいけれど、この人にもあってみたいな」と興味がものすごくわいたことを覚えています。とても単純だけど、こういう感覚って意外に大事だったりするものです。

その興味のままに調べていくと、まず驚いたのが、私の故郷・滋賀のチーズだったこと！

えっ、滋賀でおいしいチーズって作れるん？？

しかも、2014年　JAPAN CHEESE AWARD「つやこフロマージュ」が金賞受賞していて、すでにおいしさはお墨付きだとか。

そして、つや子さんが若手チーズ職人であること、意外な経歴をお持ちだったり、ご家族で経営されている古株牧場で「循環型農業」をしている点など、興味津々になる要素満載でした。

よし、これでいこう！

まだ一度も食べたことがないチーズでしたが、私の中では「滋賀のおいしいチーズをたくさんの人に知ってほしい」という思いも大きくなっていき、即決していました。

そこから私がやったことは、まずはチーズを食べてみること、そして、つやこフロマージュやつや子さんに関する記事などを片っ端から探して、自分で調べられることは全て調べてみました。

その上で、つや子さんに事情をお話し、牧場を見学をさせていただくことに。しかも、つや子さんのはからいで、同じ町内にある酒蔵・松瀬酒造さんの見学も！こちらの日本酒「松の司」でウォッシュさせたチーズも作っていらっしゃるので、興味津々！松瀬酒造さんでもとても丁寧にご案内していただきました。

初めて会ったつや子さんは、小柄で色白でかわいらしい、でもお話をしている中で、芯の強さのようなものも感じました。上品な和菓子のように美しい「つやこフロマージュ」にぴったりの方だなって。そして、自分の名前をつけたチーズだけあって、つや子さんのこだわりがたくさんつまっていることも知りました。

このあたりは是非7/6のチーズ講座の時に、つや子さんご本人から色々お話を聞かせていただきたいなと思っているので、ぜひ楽しみになさってくださいね！

その後も、知れば知るほどさらに聞きたいこと、疑問が出てきて、メールでご質問にも対応いただきました。お忙しいにも関わらず、快くご対応いただけたこと、本当に感謝しかありません。ここまで伴走してもらったら、私も100％の力が発揮できるようにしなきゃ！ってさらに力が入りました。

つや子さんのサポートのおかげでスピーチの原稿も自分が納得する内容になり、あとは練習に集中すればいい状態に。当日、サンプルで提供するチーズの状態も、ベストなものをつや子さんにセレクトいただき、ここも安心。本番のスピーチは「できることは全てやった！」という自信から、とても気持ちよく楽しく、そして堂々とできました。（ここの点数は満点だったと教えてもらいました）